ホットヨガを始めてみたいと思った際に気になる、ホットヨガとヨガ(通常の常温でのヨガ)の違い。
納得してホットヨガにチャレンジしてもらえるよう、ホットヨガとヨガ(通常の常温でのヨガ)を比べた際の動きやポーズ、そして効果の違いをご紹介します。
ホットヨガとは
インドを発祥の地として、4000年以上の長い歴史をかけて発展してきたヨガ。
通常のヨガは室温などの調節を行わないことから「常温ヨガ」とも呼ばれており、ホットヨガは室温39度前後、湿度60%前後に保たれた室内で行うことからホットヨガと呼ばれています。
ヨガのポーズは自然に筋肉を伸ばしたり、インナーマッスルを鍛えることができるのですが、ホットヨガを行う室温は体を一番柔軟にするとされる温度であり、効率的に無理なく筋肉を伸ばすことができると言われています。
またホットヨガの行われる多湿な環境は発汗を促してくれるので、普段あまり汗をかかけないという人でも、気持ちよく発汗することができます。
ホットヨガ ポーズや動き
通常の常温で行われるヨガと違い、ホットヨガのポーズや動きの種類は実はそんなにたくさんありません。
- 自分と向き合いながら強い精神力を養うことができるヨガ
- 内側からキレイになる、リラクゼーションの効果があるホットヨガ
とも違いを紹介されることもあるように、ホットヨガでは呼吸法とストレッチをメインに、普段使わない筋肉を動かします。
そもそも多湿な環境で行うのがホットヨガですし、通常の常温で行われるヨガと同じようにポーズや動きをとると、いくら水分補給しても脱水症状になってしまいますからね。
また、ホットヨガの呼吸では「胸式呼吸」と「腹式呼吸」も使い分けます。
ポーズを取ったり、体を鍛えたりするときには胸式呼吸を。
瞑想やクールダウンをして、全身の緊張をときほぐしたいときには腹式呼吸を。
というように、ホットヨガでは呼吸法も使い分けます。
ホットヨガ 悪影響
高温多湿で行うホットヨガは、発汗しやすい環境とはいえ、それが逆に体に負担をかけて悪影響になるんじゃないか?
いくら柔軟性を高めることができるといっても、体に悪い影響を与えないか心配。
というように、ホットヨガを行うことに不安を感じることもあるかもしれません。
実際、人間の体温調節をつかさどる自律神経は、5度以上の急激な気温変化に対処できず、温度差に何度もさらされることは自律神経を乱してしまうと言われています。
夏場によく耳にする夏バテは、体調に支障をきたすその代表でもありますよね。
ですが、あえて体温が上昇しやすい環境を作っているのが、ホットヨガスタジオです。
体温を上げるには体を動かすのが一番ですし、あらかじめ室温を高めに設定することで、ゆったりとした動きでもすぐに体温が上昇し、ヨガによる有酸素運動の効果を高めることができるようになっています。
ただし大量に発汗するので、水分補給はこまめに行うようにしましょう。
ホットヨガ ヨガ 違い まとめ
室温39度前後、湿度60%前後といった、非日常の環境下で行うホットヨガですが、周りに合わせようとして無理をしたりせず、正しい知識を持って行えばストレス解消や新陳代謝の向上、筋力アップや効率よい脂肪燃焼につながります。
無理のし過ぎややり過ぎが、逆に体に悪影響を及ぼすのはホットヨガも通常の常温でのヨガも同じこと。
あまり前のめりにならずに気楽にホットヨガに取り組み、身も心もすっきりデトックスして健康的な体を手に入れてくださいね。