テレビCMも頻繁に流れていたりと、最近すごく流行っているホットヨガ。
ヨガなので心身を整えたりリラックスできたり、さらにダイエットや美肌など美容への効果も高いことから人気になっているのですが…
良いことだけでなく、ホットヨガにはリスクもあると言われることも。
せっかくホットヨガに取り組んでも、それが逆に健康に悪いとショックなので、
ホットヨガに取り組む際の注意点や、デメリットにならないホットヨガのやり方をよく知っておきましょう♪
ホットヨガのやり過ぎは健康被害につながる?
人気のあるホットヨガですが、やはり、やり過ぎには注意が必要です。
というのも、ホットヨガのやり過ぎにより、脱水症状や熱中症、関節や体の痛みなどの健康被害を訴える人も。
脱水症状や熱中症
ホットヨガを行う高温多湿の環境は、高温多湿ゆえに熱中症の危険性が高い環境です。
その環境下で汗を大量にかきながらヨガの運動することで、美容や痩せるといった効果も高まっていますが、一方で脱水症状の心配もあります。
ですがこれは、こまめに水分補給を行うことで防ぐことができます。
ホットヨガに夢中になりすぎて、汗を大量にかいているにもかかわらず、水分補給を怠ると、脱水症状や熱中症になる可能性があります。
また、水分補給をしているのに具合が悪いと感じた場合は、ホットヨガを中断して、涼しい場所に移動して休憩することも必要。
また、睡眠不足であったり、風邪気味であったり、その日の体調によって症状が出ることもあるので、何回も通っているからと安心せずに、体のコンディションに注意しながらホットヨガを行うようにすることが大事です。
無理なポーズによる関節や体の痛み
周りの生徒の方々が余裕そうにポーズをとっているのを見ると、そのヨガのポーズができない自分が情けなく感じたり、「もっとしっかり頑張らなきゃ!!」と自分に厳しい人であればあるほど思ってしまうもの。
ですがヨガでは、普段しない体勢をとったり、あまり伸ばしたことのない筋肉を伸ばしたりするので、無理に一生懸命、ポーズを取ろうとすることは危険です。
というのも、その時、呼吸は止まっているはずです。
呼吸が止まっているということは、呼吸することを忘れて必死になっているということ。
必死になればなるほど、体に無理をさせてポーズを取りかねません。
必ず、深い呼吸を繰り返しながら、できる範囲でポーズを取っていきましょう。
無理をしてはいけないことは、ホットヨガに限らず、どんな運動やスポーツでも同じことが言えます。
体の声に耳をすませながら、無理のないように、ホットヨガを楽しむようにしましょう。
ホットヨガは腎臓に負担がかかる?
ホットヨガは腎臓に負担がかかる!と言われていることもありますが…
腎臓病の既往がなく、健康な人にとっては、ホットヨガを行うことでの腎臓への負担を気にしすぎることはありません。
でもなぜ、ホットヨガが影響する腎臓への負担について心配される声が上がっているのでしょうか。
ホットヨガでは、大量に汗をかくので、体内の水分量が減り、水分補給を怠ると、血液の状態がドロドロになり流れが悪くなります。
日本腎臓学会でも、血液がドロドロの状態にならないように、日頃からたっぷり水分を取ることが推奨されています。(冬季:1〜1.5L、夏季:1.5〜2L)
また、腎臓への影響以外にも、ドロドロの血液は体に悪く、がんの原因になるとも言われています。
ホットヨガはこまめな水分補給が大事!
これらを防ぐためには、一に水分補給、二に水分補給。
とにかく流した汗と同等か、それ以上の水分を補給することが重要です。
こまめに水分補給を行い、体内に十分な水分がある状態であれば、サラサラの血液を保てるので、ホットヨガを行なうことによる腎臓への負担を気にする心配はありません。
しかし、例えば、腎臓病により人工透析を受けている人は、体内の水分量の調整がとても重要と言われています。
体内に余分な水分があることは、機能が低下した腎臓に負担をかけてしまうからです。
このことから、腎臓病の既往がある人には、ホットヨガをしない方が良い場合もありますので、必ず医師に相談しましょう。
腎臓病の既往がなく健康な人は、喉が乾く前にしっかり水分補給を行いながらホットヨガを行うように心がけましょう。
ホットヨガは温度差の影響で自律神経が崩れる?
ホットヨガを始めてから自律神経がおかしくなった感じがして、体調を整えるために始めたホットヨガなのに逆に体調が悪くなった。。
という人もいるのは事実。
ですが、1日に複数回のレッスンを受けなければ、ホットヨガによる自律神経の乱れを気にする必要はないと言えます。
本来、ヨガには、自律神経を整える効果があります。
ヨガの呼吸法、体をゆったり大きく動かすこと、ストレス解消になることが、自律神経を整えるポイントです。
個人差はありますが、1度のレッスンでも自律神経が整い、体調が良くなったと感じる人もいるほどです。
ホットヨガでは、高温多湿の環境下でレッスンを行いますから、レッスン後、冷房の効いた部屋に移動したりすることで急激な温度変化を感じます。
人間は、温度差を皮膚で感じ、寒暖差が7℃以上あると、温度調整をするためにエネルギーを消耗するので、疲労感を感じることがあると言われています。
暑い時には血管が開き、汗をかき副交感神経が優位になり、また、寒い時には血管を閉じて保温に努め、交感神経が優位な状況になります。
ホットヨガは自律神経のバランスを整えやすい
余談ですが、暑さにより発汗し、副交感神経が優位になることで、日頃、交感神経が優位になりがちな現代人の自律神経のバランスを整えることができるのです。
しかし、1日に何度も何度も寒暖差にさらされると、自律神経の調整がうまくいかなくなり、バランスが崩れてしまいます。
ホットヨガのインストラクターが、1日に複数回のレッスンを継続的に担当することで、体調不良を訴えることはありますが、私たち生徒は、1日に受けるレッスンは1回程度ですので、特に心配する必要はありません。
その日の体調に十分注意し、しんどいときには中断したり休憩したり、自分の体と相談しながらホットヨガを行うことが重要ということですね。
ホットヨガスタジオで体調を崩す人がいるのはなぜ?
上記で紹介してきたように、ホットヨガで体がだるくなったり、めまい、食欲の低下、頭痛などの体調不良を感じる人がいますが、主に考えられる理由としては、脱水症によるもの、熱中症によるもの、自律神経のバランスの乱れなどが挙げられます。
先述しておくと、これらの症状は十分に水分補給をすること、無理をせずに休憩することで、防ぐことができます。
また、自律神経のバランスの乱れに関しては、1日に過度なレッスンを受けることがなければ心配は要りません。
ホットヨガでは、神経質なほど意識して水分補給をしましょう!
ホットヨガは、高温多湿の環境でレッスンを行うため、十分に水分補給ができていない場合には、脱水症や熱中症になる危険性があります。
日本スポーツ協会では、熱中症予防のため、35℃以上の場合、原則運動中止という基準を設けていますが、ホットヨガスタジオでは、おおよそ35℃〜高いところでは40℃の部屋でレッスンを行います。
水分補給をしていなければ、すぐに脱水症状を感じますし、熱中症の危険性がかなり高い環境下なのです。
軽度な脱水症や熱中症の症状としては、体のだるさや吐き気、頭痛などです。
また、食欲の低下を感じることもあります。
先にも述べましたが、十分な水分補給と適切な休憩を取ることで、これらの状態を防ぐことができます。
十分な水分補給とは、レッスンの内容にもよりますが、1〜2L程度は必要です。
初めてのレッスンでは、1Lを補給することも大変に感じるかもしれませんが、体調を崩さないためにも、意識して水分補給をしましょう。
ホットヨガ デメリット まとめ
高温多湿の部屋で行うホットヨガは、常温ヨガよりも体に負担がかかりやすいのは事実。
ですが、せっかく、健康や美容、ダイエットのためにホットヨガをするのです。
一生懸命やって効果を感じようとする気持ちはわかりますが、体調を崩さないよう、安全にホットヨガのレッスンを受けれるように、無理をしないようにしてくださいね。