冷え性の改善やデトックス効果など、女性に嬉しい効果がたくさんあり、ダイエットのためだけではなく健康のため、そして妊活のために通っている女性も多いホットヨガ。
そんなホットヨガですが、妊娠初期の段階では控える方がいいと言われています。
妊娠初期にホットヨガを控えるべき理由と、ホットヨガを再開してもいいタイミング。
そして妊娠中にもおすすめできるヨガについて紹介します。
ホットヨガ 妊娠初期
妊娠初期の段階ではホットヨガを控える方がいいと言われる主な理由としては、
- 妊娠初期は脱水症状や貧血状態に陥りやすい
- 汗や湿度で床が滑りやすく転倒の恐れがある
- 一部のポーズで腹部を圧迫するため体に負担がかかる
などがあげられます。
妊娠してもホットヨガ続けられる方いらっしゃいますよ〜とか言うけど
最初の説明のときにも
妊娠に対応したヨガはやってませんって言われたし
結局自己責任になるもんね、とりあえずやめて
また落ち着いたらはじめよ、— やまぽん❁25w (@y_akmskru) August 18, 2019
妊娠初期にホットヨガを控える理由
それ以外にも、妊娠初期は流産の確率が高いこともあげられます。
初期流産は、ほとんどの場合、母体ではなく胎児側に要因があると言われているのですが、万が一のことが起こった場合に、自分のことを責めてしまう方は多くいます。
あの時こうしていれば、、、。
あの時こんなことをしたから、、、、。
など、母体側に原因がないとわかっていても、自分を責めずにはいられない心境になってしまいがちなのです。
さらに、つわりなどの心身の変化のために普段の生活を送るのに精一杯で、ホットヨガどころではない場合もあるででしょう。
妊娠初期の過ごし方は、母体の体調によっても、胎児の状態によっても変わってきます。
順調であったとしても、予想もしていないことが起こる可能性は誰にでもありますので、ホットヨガの受講は控えた方が良いでしょう。
妊娠初期は脱水症状や貧血状態に陥りやすい
妊娠初期は急激なホルモンバランスの変化によって、脱水症状に陥りやすいと言われています。
ホットヨガでは大量の汗をかきますので、脱水症状に陥りやすいこの妊娠初期には、普段よりも体に負担がかかりやすいのです。
さらに、妊娠すると血流量が一気に増えるため、普段の生活をしていても貧血のような症状がでることもありますし、ホルモンバランスの変化も相まって頻尿になったり。
汗をかきにくくなることで熱中症のような状態になり、酸素不足に陥る可能性もあり、十分な酸素を胎児に送ることができなくなる恐れがあります。
汗や湿度で床が滑りやすく転倒の恐れがある、一部のポーズで腹部を圧迫するため体に負担がかかる
また、汗や湿度で床が滑りやすいことや、腹部を圧迫したり捻ったりするなどのポーズで子宮に負担がかかることにも注意が必要です。
これは妊娠初期だけの話ではありませんが、マタニティヨガではない通常のレッスンでは、妊婦さんに対応したポーズだけではありません。
ポーズによっては転倒の恐れもありますし、やはり妊娠中に子宮を圧迫したり負担をかけるようなことはすべきではないでしょう。
ホットヨガを再開してもいいタイミング
通常のホットヨガコースへの参加は、概ね、産後2ヶ月〜半年ほどから推奨されることが多いです。
しかし、これまでホットヨガを継続してきた人にとって、妊娠発覚から産後半年までの期間、ヨガができないのは憂鬱に感じてしまうかもしれません。
そんな場合には、マタニティヨガを行なっているホットヨガスタジオもありますので、しばらくは常温のマタニティヨガに切り替えてヨガを楽しむのもあり。
※マタニティコースの用意がないスタジオも多いので、通っているスタジオに要確認。
ただし、マタニティヨガに切り替えた場合であっても、担当医師の許可が必要になることがほとんどですし、許可が得られても、その日の体調によっては参加できないこともあります。
とにかく妊娠中は、妊娠初期であっても安定期であっても、全期間を通して、普段よりも自分の体調を敏感に感じとり無理をしないようにしてくださいね。
妊娠中でもマタニティヨガをおすすめできる理由
通常のヨガとは違い、バランスが求められるポーズや、子宮を圧迫したり妊婦さんにとって危険なポーズなどを行わないマタニティヨガ。
産院でも取り入れられていることも多く、安心して参加できるものです。
マタニティヨガは、出産に備えた体力づくりにもおすすめ
分娩時には呼吸が重要になるということを耳にしたことがある人も多いと思います。
マタニティヨガでは、意識的な深い呼吸を繰り返し、精神と肉体を一体化させることで、出産時の疲労を最小限にとどめることに効果があったり、出産に備えた体力づくりにとても効果的です。
さらに、出産に向けて妊娠初期から骨盤が開いてくるのですが、急激な体の変化に追いつかず腰痛を感じる妊婦さんも多いようです。
マタニティヨガでは骨盤を整え、腰痛を緩和させることにも効果があります。
上記のような効果や、ヨガによるリフレッシュ効果だけでなく、むくみがとれるなどのマイナートラブルの改善にも役立ちます。
ホットヨガ 妊娠初期 まとめ
妊活のためにホットヨガをしていたので、妊娠初期、妊娠に気づかずホットヨガをしていた!
という場合は不安になるかと思いますが、妊娠の超初期に気づかずに行っていた分には何の問題もありません。
また妊娠中は適度な運動を求められますが、一人でどんなことをすれば良いのか、体に負担がかかるのではないか?
など不安もありますよね。
そんな時でもマタニティヨガなら、インストラクターは、妊娠中の体の状態をよく把握していますし、無理のないように指導してくれるので、とても安心です。
ぜひマタニティヨガを取り入れて、充実したマタニティライフを過ごしてくださいね。
ホットヨガスタジオのLAVA(ラバ)では、産前から産後までのヨガライフをサポートしてくれるマタニティヨガやママヨガのコースもありますよー。